知って欲しい、人材が成長する瞬間の話し
「おい、新入り、
お前やる気あるんか!帰れ!」
入ったばかりの職場で、うまく作業が出来ない自分に対して、こんな言葉を仕事中に先輩から浴びせられたら、あなたはどうしますか?
帰る?キレる?辞める?
10年も前の若者であれば、歯を食いしばりそれでも翌日必ず出社してきたものでしたが、今の若者はこういう場面では、その言葉そのまま間に受けて、背を後ろに向け、帰ってしまうようなことが往々としてあります。
この言葉の裏に隠されてある、真実を知ることなしに。。。
実は、この言葉には真意がありまして、あなたには今日それを知って頂きたいと思います。
もし、あなたがこういう言葉を投げかけられた時、うちの会社の場合、実は心から本気で帰れなんて思っている先輩は一人もいません。本当は、先輩はあなたのことが嫌いで怒っているわけではないのです。
じゃあ、なぜこんな言葉を
浴びせられないといけないの?
この怒っている先輩は、自分を育ててくれた尊敬する先輩方から、そうやって厳しい姿勢で育てられてきたから、今の一人前の自分がある。甘い環境では、一人前の自分は育つことはなかった。
振り返ると、あの時の言葉が自分を成長させてくれたということを知っています。だからこそ、あなたにもそうやって育って欲しい、そういう想いの表れなんです。
何だか、不器用に思えますよね。
それなら、そう言ってくれたらいいのに!と。
でもね、自分の親が自分にしてくれたことを、次は自分が我が子にしてあげるように、うちの会社でも先輩からして頂いたことを、その時は畜生!と思ったとしても、あとで自分のためになるのであれば、それをそのまましているだけなんです。
そうして経験を積みながら、一人前になっていくものなんです。
「おい、新入り、お前やる気あるんか!帰れ!」
この言葉を、もしうちの会社で聞くことがあれば、「どこがダメだったのか?絶対出来る様になってやる!」そうして立ち向かってきて欲しい。
そこから、本当の気心知れる仲間へと発展していくのですから。